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会社の設立手順

会社の設立手順

株式会社の設立方法には「発起設立」と「募集設立」の2種類があります。現在では「発起設立」が主流になっています。

■発起設立
会社の設立時に発起人が全株式を引き受ける方法。

■募集設立
発起人が一部だけを引き受け、残りを募集する方法。

株式会社の設立手順


①基本事項の決定
・会社の商号
・事業目的
・本店の所在地
・発起人
・資本金の総額と1株の金額
・発行する株式の総数と会社設立の際に発行する株式の総数
・株式引受人
・営業年度
以上のような基本事項を慎重に決定します。共同経営においては報酬の規程や役割分担などもしっかりと決定しておくこと。


②事業目的の確認
法務局で事業目的の確認を行います。商号中に必ず「株式会社」の文字を入れること。


③印鑑発注
商号が決定したら印鑑を作ります。印鑑は「代表者印」「銀行印」「角印」の3種類を作っておくといいでしょう。
※通常は「会社印」と呼ばれており、3点セットで販売しているところも多くあります。


④発起人会を開く
発起人が複数人の場合は「発起人会議事録」を作成し、発起人が1人の場合は「発起人決定書」を作成します。

⑤定款作成
会社の憲法ともよばれる重要な規則を定めた定款を作成します。定款は登記用、会社用、公証役場用の3通が必要になります。


⑥定款認証
必ず管轄の公証人役場で定款の認証を受けます。定款の認証には、収入印紙40,000円と認証手数料50,000円、謄本代2,000円程度が必要になります。


⑦出資金の払込
資本金を金融機関に払込み、出資払込金保管証明書を発行してもらいます。証明書の発行手数料は金融機関によって異なります。


⑧取締役・監査役の選任
取締役及び監査役の選任を行います。選任方法は発起人の議決権の過半数の議決で決定します。その際「取締役および監査役の選任決議書」、「就任承諾書」を作成します。
取締役、監査役の就任については法律上で規制されています。


⑨取締役会の開催
取締役会を開催し、代表取締役の選任や本店所在場所の決定、支店の設置などの議事を行い、登記申請用、会社保存用の2通の「取締役会議事録」を作成します。


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