(労働者側)
・毎年契約更新していたのに、来年度は更新しないといわれた。
・契約期間内なのに、退職するよう促された。
(雇用者側)
・従業員との雇用契約を終了して辞めてもらうとき、
　契約途中だけど会社側の事情で辞めてもらえるはず?
　契約期間満了したから、当然辞めてもらえるはず?
　そう思って辞めてもらったらトラブルになってしまった。
・手続を踏んで辞めてもらったはずなのに,あとで金銭の請求をされた。


最近よくご相談いただくのが、パート、契約社員の有期雇用契約(期限付き)終了や、何度か更新した後、次の期間更新時に更新しないという事案です。

■　ほとんどの労働トラブルは、労働契約を正しく把握できていないために起こります。　
仕事を辞めるとき、辞めてもらうとき、労働者と使用者を結び付けていた基本となる「労働契約」は終了します。
当然、辞めるための、そして、辞めてもらうためのルールも「労働契約」に則って行わなければなりません。

さらに、「労働契約」の場合、その内容や手続は法律で厳格に定められています。近年、期間を定めて雇用契約を締結する労働者も、正社員に近い保護を受けるように法律が改正され、これを知らないために、発生するトラブルが多くなりました。
改正後の法では一定期間雇用しているパートや契約社員(有期雇用)も、正社員(通常の雇用)と同等に扱わなければならないのです。
多くの使用者(経営者)がこのルールを知らずに、トラブルになっていることが多々あります。

■　経営者のみなさま、労働トラブル対策をしておきませんか?
労働トラブルが起きないように、起きたとしても問題が大きくしないために出来ることがあります。
それは、労働契約書や就業規則、労働条件通知書等をしっかりと準備することです。
労働トラブルに発展する事案には、労働契約書等の契約の定め方に問題があることが多いです。
今ある契約書のリーガルチェックやご要望に応じて新規で作成することも可能です。

■　労働者側からのご相談、使用者(経営者)側からのご相談、いずれも受付しております。
双方からのご相談を承っておりますので、相手の出方をある程度予測しながら交渉や対策が出来ます。
労働トラブルが長期化すると、労働者・雇用主双方にとって不利益が生じます。
労働者の立場に立てば、辞めた会社とのトラブルに気持ちと時間を割かれるよりも、1日でも早く新しい職場環境に慣れ、日常生活に戻りたいはずです。
会社側では、問題が周囲に知れることで同様のトラブルが他の従業員との間に発生し、より問題が大きくなったり、問題が長期化することで企業イメージが大きく損なわれる場合もあります。

労働トラブルは、早い段階で対応することが早期解決につながります。
生じてしまったトラブルを解決することはもちろん、辞めようと思ったとき、辞めてもらおうと思ったとき、もしかしたらトラブルになるかもしれない、そう心配になったら、ぜひご相談ください。

当事務所では、お客様に「相談してよかった」と思っていただけるよう、常に心を込めた丁寧な対応を心がけています。男性、女性、年齢も様々のバラエティ豊かな弁護士が在籍しており、お客様のさまざまなお悩みに対応しています。お客様がもしトラブルを抱えて誰にも相談できずにいらっしゃるなら、少し勇気を出していただけませんか?私どもは、お客様がよりよい人生に向けて進みだすお手伝いをしたいと願っています。