社会保険料対策と、そのメリット・デメリットについて

社会保険料を削減する事で、企業側としては保険料の負担が軽減され、キャッシュフロー等が改善する事もあります。具体的には次のような方法が考えられます。

■社会保険料削減対策の具体例

• ◎２ヶ月以内の試用期間を利用した削減
• ◎退職日の調整による削減
• ◎算定対象月の残業を減らす事による削減
• ◎事業を個人事業と会社に分割する事による削減
• ◎定期昇給時期の調整による削減
• ◎非常勤役員の活用による削減
• ◎賞与の調整による削減

さらに積極的な対策としては、下記があります。

• ◎アルバイトやパートの活用
• ◎請負契約による削減
• ◎業務委託契約による削減

このようにさまざまな削減方法があります。では、社会保険料を削減する事によるメリット及びデメリットにはどのような事があげられるのでしょうか。

■社会保険料削減によるメリット

• ◎労使折半のため、削減により会社の負担する保険料分が節約出来る。
• ◎社員の手取額が増える。
• ◎浮いた金額を他の事に運用出来る。

■社会保険料削減によるデメリット

• ◎従業員個人が手にする厚生年金や傷病手当金等が下がってしまう。
• ◎事前に従業員に対し理解を求めてから実施しなければ、士気の低下に繋がる可能性がある。

このように社会保険の見直しをすることで、企業としての得られるメリットがありますが、デメリットについても適切に検討する必要があると思います。

社会保険に関するお悩みでお困りの際は、まずは専門家である社労士（社会保険労務士）へご相談してみるのが良いのではないでしょうか。

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