電子申告の活用で、早期確定申告はもっと楽になります

従来は、確定申告と言うと、行列覚悟で税務署へ申告手続に出向くのが当たり前でした。平成２３年の税制改正により還付申告は翌年の１月１日から早期確定申告が出来るようになりましたが、地域によってはそれでも税務署の混雑は避けられません。
申告額が少ない方にとっては非常に面倒で大きな負担でしたが、これを解消出来る画期的なシステムが導入されました。それが電子申告です。
電子申告とは、確定申告をはじめとする役所に出向いて行ってきた手続きについて、インターネット等を利用して電子的に手続が行えるシステムです。
これまで通り書面による申告書等の持参又は送付による提出方法も利用できますが、実際税務署へ行きますと確定申告の時期には大勢の人が列をなして並んでおり、とても時間のかかるお手続きでした。
ですが、電子申告では、申告書等を電子データの形式でインターネットを通じて送信するという、新たな提出方法で、実際に税務署まで出向く事なく申告を行うことができるようになりました。

電子申告で出来る事とは

１：申告　

所得税及び復興特別所得税(死亡した場合のいわゆる準確定申告を除きます。以下同じ。)、贈与税、法人税、消費税(地方消費税を含みます。以下同じ。)、復興特別法人税、酒税及び印紙税に係る申告

２：納税

全税目に係る納税(源泉所得税の納付や納税証明書の発行のための手数料の納付を含みます。)

３：申請・届出等

青色申告の承認申請、納税地の異動届及び納税証明書の交付請求、法定調書の提出などの申請・届出等
なお、利用者の選択により、申告、納税及び申請・届出等の全てを利用することや申告手続のみなど一部についても利用することが可能となります。