素行調査とは

素行調査（そこうちょうさ）の目的は、ターゲットの行動（素行）を調査し把握することです。日々ターゲットがどのように行動しているか、どのような人柄（＝素行）かを調べるものです。素行調査は、「行動調査」と呼ばれることもあります。

浮気調査とは違い、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、浮気調査は素行調査の一部です。浮気調査はターゲットに浮気の疑惑があることが前提で調査がなされます。そのため、ターゲットの怪しい行動を徹底的に調査し、浮気が発覚する確率が上がります。

一方、素行調査はターゲットの日々の行動を監視するものです。ターゲットの人間性を知るために役に立つのが素行調査になります。
素行調査では様々な面でターゲットの人間性が判明します。
たとえば、調査でターゲットの性格がわかることがあります。性格を調査するには、学生時代の素行を聞いたり、前職の職場に電話をかけたりします。
聞き込みだけでなく、他人のふりをして現在ターゲットが働いてる職場に行き性格を見聞きする事も可能です。これによって、ターゲットの勤務態度や営業成績、休日の過ごし方などもわかります。
ターゲットの働き方がわかるので、個人からだけでなく企業から探偵に調査の依頼が入ることが多くあります。
ターゲットの悪い癖なども判明することがあります。異性関係やギャンブル癖、借金歴や現在の資金など様々なことが調査で判明します。
学歴や職歴などは比較的にすぐに判明する場合が多いです。
近年、SNSを使用している人が多く、WEB上にも情報が残っているケースがあるため、すぐに情報が手に入る場合があるのです。


また、素行調査と浮気調査とでは失敗したときの深さの度合いが大きく異なります。
例えば、浮気調査では浮気をしている可能性のある人を調査するのですから、ターゲットは周囲に対して警戒心を持っている場合があります。そのため、探偵は慎重に調査を行わなくてはなりません。もしターゲットが探偵の調査に気が付くことがあれば、依頼主とターゲットの関係が悪化してしまう可能性があります。探偵はこのようなことが無いように細心の注意を払う必要があります。
素行調査は、もちろん慎重に調査を行いますが、万が一ターゲットに調査の存在を知られてしまっても、浮気調査ほど深刻になることはありません。素行調査の中にはあらかじめターゲットに調査の存在を知らせる場合もあります。