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エンディングノート
■エンディングノートとは?
エンディングノートとは、自身の終末期や死後に向け、様々な手続きについてあらかじめ自分の希望をまとめておくノートのことを言います。遺言書とは違って書き方に決まりはありませんが、法的な効力もないので注意が必要などです。ここでは、エンディングノートの書き方やその効果について説明していきます。
■何を書けばいいの?
エンディングノートには、遺言書とは異なり生前に伝えておきたいことを残しておくことができます。生前の事柄としては、病名の告知、延命治療等の判断、介護についてなどがあります。病名の告知については、家族が本人に病名を伝えるべきか思い悩むことがないように、あらかじめ告知の考えについて家族に共有しておくことで、家族の判断の一助にすることができます。死後については、葬儀のことや法事法要のこと、遺骨を収める場所、財産・相続についてなどがあります。
また、エンディングノートに残しておくべき情報は、事務的なことに限りません。家族やお世話になった人への感謝など、日ごろはなかなか伝えられないことも書き残しておくとよいでしょう。
■書き方は?
エンディングノートには決まった書き方はありませんが、いきなり書こうとしても戸惑ってしまうと思います。自分で一から書くのが難しい場合は、インターネット上から自分に合った形式の用紙をダウンロードして利用するのもよいでしょう。もしくは、文具や書籍として販売されているエンディングノートを利用したり、自治体などが主催するセミナーに参加してみたりするのも有効な手段と言えます。
■遺言書との違いは?
遺言書との最大の違いは、書式の決まりがないこと、そして冒頭でも書いた通り法的効力を持たないことです。エンディングノートはあくまでも自分の終末期の希望や葬儀、メッセージを伝える手段として利用し、相続の内容などの重要事項については遺言書により確実に効力を持たせることをお勧めします。
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