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社葬・企業葬儀とは

社葬とは、会社の創業者や社長、役員など会社へ大きな貢献をした人が亡くなったり、勤務中の事故により殉職者がでてしまったりしたときに行う葬儀をいいます。葬儀の運営や費用の負担を行うのは会社ですが、遺族側から「社葬を行ってほしい」と要望して行うものではなく、会社側が社葬を行うかどうかを判断し、遺族と協議を行った上で行うものです。
また、社葬は、一般葬や家族葬、直葬など個人葬と異なり、会社が費用を負担して行う大規模な葬儀となります。
社葬を行う会社の中には、リスクマネジメントの一環として、あらかじめ社内規定で社葬について規定している会社も少なくありません。

社内規定では、以下のようなものが定められています。
・総則
・名称の決定
・執行基準
・取締役会の決定
・社葬費用の範囲
・葬儀委員長及び葬儀委員
・香典供花供物の取扱い
・広告

■社内規定の例(執行基準)
第〇条 以下に該当する者が死亡した際、社葬を執行する。
 (1) 現職の会長・社長・副社長・各取締役
(2)会長または社長として在職10年以上の期間を有する者が死亡した者
(3)社業の為に殉職した者

なお、複数の会社や団体が合同でひとつの葬儀を行う場合には、「合同葬」とよび、会社以外の団体が葬儀費用を負担して行う葬儀を「団体葬」や「協会葬」などと呼びます。

~社葬の役割~
社葬は、必ず行わなくてはいけないものではなく、任意で会社が執り行うかどうかを判断して行うものです。個人層を行う目的は、亡くなった方を弔い、その死を悼むことですが、社葬の場合は、それだけにとどまりません。会社の社会的信用にも関わる重要な場となるため、万全の準備を整えた上でのぞみます。

■社葬が果たす役割の例
*会社に対する功績を称えて、故人様を追悼する
*故人様の功績を遺族に伝えることで、遺族を慰める
*先人の遺志を継承して、会社を発展させようという意識を社内で高め、結束をより強固なものとする
*故人様の後継者を中心とした新体制・新たな方向性を披露し、関係者から支援をつのる
*立派な葬儀を執り行うことで、社会からの信用を高める

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