～成年後見制度とは～
成年後見制度とは、認知症・精神障害などで判断能力が衰えてしまった方を支援する制度です。例えばご高齢で認知症となられた場合に、不当な財産侵害を受けたり、人間としての尊厳が損なわれたりすることがないように、後見人が預貯金や不動産などの財産管理を行います。こうすることで、本人だけでなくご家族の財産や生活を守ることができるのです。

最近では、判断能力がしっかりしているうちに、自分の老後のことを見据えて、ご本人がご相談にいらっしゃるケースも増加しています。

～次のような場合には成年後見制度についてご検討頂くことをお勧め致します～
・家族の世話になるのは気がひける
・身寄りがいない
・老後の生活が不安がある
といった方は、早めにご自分の生活をサポートくれる人を決めておくことが大切です。 司法書士が必要に応じて後見人となり、お客様を長きに渡り見守る役割を果たすことも可能です。

当事務所では、数多くの成年後見のご相談に対応してまいりました。「まだまだ先のこと」とお考えの方も、成年後見制度について丁寧にご説明いたしますので、人生の保険の一つとしてご検討されてみてはいかがでしょうか。

～成年後見人と遺産分割～
相続人の中に認知症などで判断能力が不十分な方がいらっしゃる場合には、その方のために家庭裁判所に後見開始の審判を申立てて成年後見人を選任してもらい、その成年後見人が法定代理人として遺産分割の協議に参加することで、相続手続を進めていくことができます。
当事務所は、成年後見制度のご相談にも幅広く対応しておりますので、ご心配な方は是非早目にご相談下さい。