～相続開始から申告までの流れ～
相続税の申告と納付は、被相続人が亡くなった日の翌日から10ヶ月以内に行う必要があります。
遺産分割協議は案外時間がかかるため、10ヶ月の申告期限に間に合わなくなることも少なくありません。
そのため相続税の申告と納付の手続きはその流れをしっかりと把握し、スムーズに行う必要があります。

前提として、相続税はすべての人が支払わなくてはならないわけではありません。
むしろ、相続発生件数全体から見ると地価の高い都市部でも1割未満という非常に少ない割合になっています。
具体的には「基礎控除」を超える相続財産があるケースのみ、相続税の申告・納付義務があることになっています。
しかし、相続税を期限までに納めなかったときは、利息にあたる延滞税が別途かかります。

相続開始から10カ月の間に財産の集計や戸籍等の収集、相続人での話し合い、申告書作成まですべて当事者間で行うのは大変です。
細かいところに煩わされて申告自体が遅れペナルティが課されれば、大きな損失となります。
そうならないためにも、なるべく早い段階で弁護士など有資格者に相談することをおすすめします。

岩垣法律事務所は相続発生後のご相談をはじめ、遺言に関する疑問・質問にもお答えします。
相続人調査、遺産分割協議への対応など相続問題に関してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。