高齢者を取り巻く悪質商法

■かたり商法
消防署など役所からきたとかたり、それらしい言い方と服装で、消火器、ガス警報器、表札などを売りつけるものです。
各家庭へ置くことことを規則で義務づけられていると偽って売るケースが多いそうです。
役所関係者と言われたら、身分証の提示をさせる、具体的にどこに所属する人なのかなど聞いて、しっかりと確認しましょう。

■催眠商法
安価な商品を無償で配り、または格安な価格で販売するなどして会場に人を集め、早い者勝ちの格安販売といった方法で会場を興奮状態にして、判断能力を失わせた上で高額な壺や布団などを販売する商法です。

■資格商法（士商法）
電話やダイレクトメールで「うちの講座を受ければ国家資格の○○士の資格が取得できます」などと誘い、高額な受講料をだましとる商法です。
○回不合格になったら全額返金するといった返金保証を設けている業者も多いですが、いざ返金をお願いすると、様々な理由をつけて返金を拒むケースも多いようです。

■アポイントメント商法
電話やハガキなどで、商品が当たったので受け取りにきてください、○万人の中からモニターに選ばれましたなどと言って、喫茶店や営業所の一室、展示会などに消費者を呼び寄せて、行動が制限された状態で長時間にわたり商品説明を繰り返し、最終的には高額な英会話教材、レジャー会員権などの商品を売りつける商法です。

■点検商法
主に築数十年が経過している一軒家を狙い、「無料で耐震の点検します」「床下点検します」などと訪問して、「このままでは地震で家が崩壊する」「床下の湿気がひどい」などと不安感を煽り、高額な工事契約や商品を販売する商法です。