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労使交渉に臨む前に準備すべきこと:労働協約の取り決め
労働組合側から労使交渉の申し入れがあった場合、まずは団体交渉に臨む前に、交渉当日の混乱を避けるために、必ず労働協約を結んでおきましょう。
通常、労働協約を作成する際には、弁護士などの専門家に相談の上、労働組合側の意向も含め作成することが望ましいです。
では、どのようなことを取り決めておけば良いのでしょうか。
◆労働協約で取り決めるべきポイント◆
1:団体交渉は、原則所定労働時間外に行うこと。
(労働時間内に行いますと、その時間の賃金の問題が発生するため、原則的には避けましょう)
2:団体交渉を行う日時および場所
3:団体交渉の際の交渉時間の取り決め、および延長する場合の最大延長時間など。
これらを事前に協約を結ぶことで、団体交渉当日を円滑に進めることができます。
また、団体交渉当日は、できる限り交渉の内容をテープで録音しておきましょう。労働組合側はテープで録音し保存することが多いので、使用者側も必ず保存するようにしましょう。また、デジタルの音声レコーダーでもいいのですが、万が一裁判等にまで発展した場合は、改ざんが容易ではない録音テープの方が証拠能力が高いため、できればテープで録音しましょう。
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