事業再生によって、中小企業を存続させる

中小企業の財政問題は、大企業に比べとてもシビアで厳しいものです。
融資が受けにくく、さらに受けられたとしても回収が早い、といういわゆる

○貸し渋り
○貸しはがし

をする金融機関はたくさんあります。
そうなってくると中小企業の資金繰りをどのように計画していくか、これが経営者の日ごろからの仕事であり、悩みであることでしょう。
事業再生とは、資金繰りに困窮してしまい、身動きができなくなってしまう前に、経営計画を改善し、資金繰りを見直すことで会社の再起を図ることです。

まずは、予防することから考えましょう

事業再生のポイントは２つあります。

１：目前の資金繰り問題の解決
２：経営改善のための事業改革

この２点のマネジメントが必要不可欠です。

特に切迫している中小企業では、銀行融資の支払い延滞に加え、設備品のリース料の支払い、事務所家賃の支払い、なども滞ってしまうこともあります。
そうなれば、借金返済どころか、最悪の場合、事実上営業自体ができなくなってしまう可能性もあります。
そうならないためにも、その兆候が見え始めた早い段階で事業再生に着手する必要があります。
企業のよくない兆候は、会社の帳簿や決算書類を専門化が分析すれば早期に発見できます。一度悪化し始めると、歯止めが利かなくなることもあるので、月次決算などを実施し、早め早めの対策をとることで予防するのが先決です。