任意売却の流れ

例として、自分でマイホームを売却する際の流れについて説明していきます。
任意売却は、住宅ローンの融資を受けている金融機関によっても違ってきますが、おおまかな流れとしては以下のように把握しておけば問題ないでしょう。

〇個人で行う場合

1：金融機関に任意売却について相談する
2：不動産会社と媒介契約を行う
3：売却活動が始まる
4：購入希望者と交渉する
5：売買契約の締結
6：債権者と最終調整を行う
7：売買成立
8：決済・登記簿移転・物件の引き渡し

〇弁護士や任意売却サポート会社へ依頼する場合

1：弁護士や任意売却サポート会社などへ相談する
2：専門のスタッフによる物件の調査で適正な販売価格を査定する
3：専門家が金融機関などの債権者との交渉に入る
4：売却活動が始まる
5：購入者との交渉・債権者の交渉などは依頼した専門家へ任せる
6：売買が成立する

●個人で行う場合と専門家へ依頼する場合の違い

任意売却を個人で進めていくことは、債権者である金融機関との交渉、仲介業者の選定、購入希望者との交渉など、非常に大変になります。
さらに、購入希望者が不動産ブローカーだったり、不動産投資家のようなプロの場合には、非常に不利な条件を提示されてしまうこともあります。
上記のような手間やリスクを考えると、多少の費用がかかっても、弁護士や任意売却サポート会社などの専門家へ依頼することを検討するべきかもしれません。
専門家へ依頼しておくことで、売却後の返済方法や債務整理までサポートしてくれる場合が多く、任意売却後の生活も安心です。
ただし、任意売却をサポートしてくれる会社にも自社が不動産系の会社 だったり、あくまでも弁護士や優良不動産会社を紹介してくれるだけの紹介系の会社もあるので、業者選びは慎重に行うことが重要です。