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任意売却とは

任意売却とは、住宅ローンなどの融資を受けている人と各金融機関との合意に基づいて、融資の返済が困難になった不動産を処分する手続きです。
住宅など不動産を購入するときに、ほとんどの人は住宅ローンなどのお金を金融機関から借ります。
金融機関は融資の担保として、購入した不動産に抵当権などを設定しますが、この不動産を売るときには抵当権などを解除(登記を抹消)してもらうことが必要です。
抵当権などを解除してもらうためには、融資金の残額をすべて返済することが前提です。
住宅ローンの残高よりも高く売ることができれば何ら問題はありませんが、残高を下回る金額でしか売れないときには全額の返済ができません。
このようなときに、金融機関など(債権者、抵当権者)の合意を得たうえで不動産を売り、返済しきれなかった債務を残したままで抵当権などを解除してもらいます。
これが任意売却です。

●任意売却と競売の違い

任意売却と競売の最大の違いは、「自分の意思で選択することができる」という点です。
債権者との話し合いにより、引越し代等の資金の捻出ことができるほか、競売と違い、市場相場に近い金額で売却となるため残債を減らすことが可能となります。
競売公告前に債権者との合意が得られれば、周囲に知られることなく売却することが可能です。

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