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年末調整ってそもそもなぜ必要?

年末になると、「年末調整でたくさんお金が戻ってくる」ことが待ち遠しかったりします。
とてもうれしい事ではありますが、そもそも年末調整そのものの意味が良く分からないという方はたくさんいらっしゃると思います。

◆給与所得者の税金を、調整しているんです◆

例えば、飲食店等の自営業を営んでいる方は、毎年一回確定申告を行ない、そこでご自分の収入や経費を申告し、所得税など税金の計算をし納税をします。つまり、確定申告の時期にまとめて行なっています。
これに対し、給与所得者である会社員の場合はどうでしょう。
給与以外に収入が無い方は、当然確定申告をした事はないでしょう。では、税金はどうやって納めているのでしょう。答えは簡単です、毎月の給料から天引きされているのです。給与明細を見れば一目瞭然ですが、所得税や住民税等がしっかり引かれて振り込まれているのが分かります。
ですが、実はこの天引き、正確ではないのです。
例えば毎月天引きをする所得税額は、年の途中で扶養家族が増減してもそれ以前の月に遡って修正しません。また、生命保険料や損害保険料などの控除額は毎月の天引きの際に全く考慮されないのです。
そこで、その「ずれ」を年末に調整して、多くとりすぎていた分をまとめて返してくれるという訳なのです。

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