貯蓄性の高い保険について

保険というと、万が一の際に備えるイメージが強いですが、ご自身やご家庭のライフスタイルに合わせて将来のための貯蓄として利用出来る保険もあります。

■学資保険（こども保険）

子供将来の教育資金を準備するための保険です。銀行などに預金しておく場合とは違い、多くのメリットがあります。

◎学資保険のメリット

・万が一契約者である親が死亡した場合、その後の保険料の払込は免除される。
・イベントごとに合わせて祝い金等の制度がある。
・その他病気や怪我の保障を付帯する事も出来る。

また、学資保険には貯蓄優先のタイプと、保障優先のタイプがあります。

◎貯蓄タイプ

とにかく教育資金の積立を最優先しますので、その他の保障は付帯しません。そのため貯蓄率が非常に良く、支払った保険料以上の満期金が受け取れます。

◎保障タイプ

こちらは貯蓄性よりも、保障を重要視したタイプなので、医療保障、死亡保障等が付帯されています。万が一の際には非常に有効ですが、その分満期金は、原則支払い保険料よりも安くなります。

■個人年金保険

貯蓄性の高い保険として、個人年金保険があります。将来の年金原資を予め貯蓄する事で、老後の年金を任意に確保出来ます。
個人年金保険は、その年金の受取方法によって、いくつかの種類に分類出来ます。自分自身のライフスタイルにあわせて、適切なプランを選びましょう。

◎有期年金

年金の受け取り期間が予め決まっているタイプです。万が一死亡した場合はそこで終了します。
また、ここに年金受取の保証期間を付帯した「保証期間付有期年金」もあります。保証期間中に死亡した場合は年金または一時金が支払われる事になります。

◎確定年金

予め決められた期間は生死に関係なく年金が受け取れます。また、期間中に死亡した場合も期間分の年金、一時金が受け取れます。

◎終身年金

一生涯年金が受け取れる保険です。死亡と同時に終了します。
また、保証期間を付帯する事で、保証期間内の死亡につき年金または一時金の支払いを設定する事も出来ます。これを「保証期間付終身年金」と言います。

◎夫婦年金

夫婦のどちらかが生存している間、年金を受け取る事が出来ます。

このように個人年金にもさまざまな種類があります。家庭環境やライフスタイルによって、どのようなタイプがベストなのか、家族でよく話し合う事が大切です。
また、貯蓄性の高い保険は、支払総額と保険金のバランスをよく検証し、効果的な保険を選びましょう。