過失割合の違いで何が違う?~弁護士に依頼するメリットとは~
交通事故での過失割合とは
過失割合という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。過失割合とは、どちらにより過失があったかの割合のことで交通事故においてとても重要な概念です。
例えば、同じ人身事故をとっても過失割合の違いによって、損害賠償の金額も異なるのです。ざっくりですがケース別に、過失割合についてまとめてみましたので、以下を参考にしてみてください。
【ケース別過失割合の決め方について】歩行者
歩行者と自動車の場合、過失割合は自動車が100であることがほとんどです。つまり、自動車側が悪いということになります。ただし、歩行者側の飛び出しや信号無視によって交通事故が起きた時には、歩行者側にも過失が認められることもあります
自転車
自転車と自動車の場合の過失割合については、事故が起きた時の場所によります。ただし、自転車側にいくらかの過失があったとしても、比較的に自動車側が悪いことになることが多いです。とはいえ、自転車側に重大な過失が認められるケースもありますので、必ずしも有利になるとは言えません。
自動車
自動車同士の場合の過失割合は、事故現場を検証した調書から判断します。歩行者や自転車と異なり、加害者と被害者の過失が100:0になることはあまりありません。また被害者であっても、過失が大きければ損害賠償請求をされる恐れがあります。なお、加害者側の過失が100%になるシチュエーションとしては、追突・信号無視・ラインオーバーなどが考えられます。
以上が、ケース別の過失割合の決め方でした。
どうして過失割合が大切なのか
さて、前章では過失割合についてざっくりと解説させていただきました。認識を間違いがちなのは、過失割合は、警察が検証して決めてくれるものではありません。警察が作成した実況見分調書をもとに、過去の裁判例をだしながら、加害者側との話し合いによって決まるのです。
過失割合の開きが少ないほど、損害賠償額の提示は低くなります。およそ運転者の74パーセントが任意保険に加入しているので、ほとんどの場合、被害者は保険会社と過失割合の話し合いをおこなうことになります。経験豊富な保険会社と専門的な知識を持たない被害者とでは、後者が不利な立場に置かれがちになります。
では、保険会社が提示した過失割合に不満を持った場合、どのように対抗すれば良いのでしょうか。
過失割合に不満を持った時は弁護士相談する
過失割合の交渉で不満を持ったときには、弁護士に依頼することを検討した方が良いかもしれません。独力で、自身の遭った交通事故に似た裁判例を用いて、交渉するのは至難の技と言えるでしょう。
しかし、弁護士に依頼をすれば、より被害者側に有利な条件で交渉をすすめられる可能性が高まります。交渉相手の保険会社は、加害者側の立場にいるので、損害賠償額を出来るだけ低く抑えようと、交渉してきます。相手方の提案に疑問点などがあるときには、同意をせず専門家に任せた方が良いかもしれません。
まとめ
今回は、交通事故の過失割合について掘り下げていきました。過失割合は損害賠償の金額を左右する大切なものです。そのため、専門家を交えて交渉に臨んだ方が良いでしょう。
また、弁護士も依頼するひとによって得意ジャンルが異なります。そのため、弁護士の依頼を検討する際には、その事務所や弁護士の得意ジャンルがなんであるのかを、事前に把握し連絡をした方が良いでしょう。
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