高額療養費の申請方法３：高額療養費支払資金貸付制度・高額医療費貸付制度の活用

所得金額に応じた自己負担限度額を超える医療費に関し、負担を軽減出来る制度として高額療養費制度があります。
本制度の利用の仕方には、大きく分けて３つの方法があります。

高額医療費を後から請求して払い戻しを受けるためには、申請してから３ヶ月を要するため、大きな家計への負担となります。この際に、高額医療費に充てるための費用を、「無利子」で被保険者または被扶養者に貸し付けしてくれるのが、高額療養費支払資金貸付制度・高額医療費貸付制度です。
加入している医療保険によって多少の差はありますが、必要となる高額医療費の「約８割程度」を無利子で貸し付けてくれます。

■高額療養費支払資金貸付制度・高額医療費貸付制度の申し込み方法

申請先：

各健康保険の窓口（提供先により異なるため、事前に確認が必要です）

申請に必要なもの：

◎医療機関発行の保険点数のわかる医療費請求書
◎高額医療費貸付借用書
◎高額療養費支給申請書
◎被保険者証又は受給資格者票等

■返済方法について

原則的に、貸し付けた費用の返済については、事前に支給申請した高額療養費が支払われ次第、貸付金の返済に充当されます。残余金がある場合は、指定した口座等へ振り込まれます。

このやり方の他にも

◎高額療養費払い戻し申請
◎限度額適用認定証

等を利用して申請する方法もあります。