税務顧問とは

税務顧問とは、顧問税理士が、毎月の会社の経理状況を把握して、年間を通して、税務に関する代理人として税務署等への対応、会社の税務処理や節税のアドバイスなどを適切に行うことをいいます。

顧問税理士がいれば、自社の抱える経理や税務の問題を相談しながら処理を進めることができますし、何かあればすぐに直接税理士に相談することができます。これにより有利な特例を知らず、必要な届出をしなかったり、申告漏れや納税の期限を忘れてしまい、ペナルティで余計な税金を支払わなければならないなどといった事態を避けることができます。

税務調査の対応

その他、税務調査があれば、税務署との交渉も任せることができます。

通常、顧問税理士は、会社の経理データの入力を行いません。会社で入力された会計データをチェックし、正しく経理や税金の処理されているかの確認を行います。法人税法や消費税法、会計諸法令に準拠した会計帳簿を作成するための、会計データのチェックおよび修正を行います。

会計事務所によっては、経理データの入力を行う記帳代行を行っているところもありますが、その場合は一般的に顧問料とは別に記帳代行費用がかかるのが一般的です。

経理帳簿を作成するために作成記帳代行会社のみを利用している会社もあります。一般的に記帳代行会社を利用する場合は、記帳代行料金が安いというメリットがありますが、税務調査があった際に相談相手がいないというデメリットがあります。

また、自社の経理状況を把握し、適切なチェックやアドバイスを受けられないため、料金が安いからというだけで理由で軽はずみな判断をするのは避けた方がいいでしょう。特に開業時などは費用をなるべく安く抑えたいという思いもあるかと思いますが、どこまでの範囲を対応してもらえるかなど事前にしっかりと確認するべきでしょう。

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