国際相続の手続における問題点

国際相続は、通常の相続とは違いその手続きも非常に複雑で、専門的な知識も必要になります。
そのため、国際相続におけるトラブルも各所で発生しているようです。

◆国際相続の具体的発生ケース◆

国際相続が発生する原因は、主に下記の２点です。

〇外国人配偶者や外国人の親が亡くなった場合
〇外国で財産を所有する日本人がなくなった場合

主にこの２つが国際相続の発生要因です。

◆国際相続における、具体的な問題点◆

〇海外に銀行口座がある場合、外国語でのメールや電話などでのやり取り、外務省、領事館、公証人役場等での様々な認証外国語での認証文を要求されるため、名義変更や閉鎖、解約などの手続きが非常に大変である。

〇財産を残した金融機関やファンドの指示通りに動いたとしても、すぐに動いてもらえず、非常に長い時間がかかることがある。

海外相続トラブル・国際相続については、日本で発生する相続以上に手続きが複雑になりますので、まずは海外での資産状況を正確に確認し、対処しなければなりません。 また、専門家に相談する際も、国際業務を専門に扱っている弁護士などでないと、相談したとしても満足のいくサポートは受けられません。
日本の弁護士の中には、外国でも弁護士登録をしている人もいるため、そういった専門家に相談するなどして、ミスのない手続きをすることをお勧め致します。