キッチンリフォームの注意点

より使いやすく、楽しく料理するために、万全の体制でリフォームに
臨んだつもりだったのに、思わぬところで理想とかけ離れた状態に
陥ってしまうケースがあります。キッチンリフォームに取り掛かる前に考慮すべき点を紹介します。
まず、大切なのは将来を見据えたリフォームをすることです。
例えば、幼い子どもと一緒に料理をするために調理台を低めにした
場合、子どもがあっという間に大きくなってしまい、誰にとっても作業が非効率になり、不便さの元となってしまう可能性があります。
調理台の理想の高さは
（最も利用する人の）身長÷２＋５cmだと言われています。
将来もきちんと視野に入れて計算するようにしましょう。また、老後を考えた設計も同様です。現段階では、おしゃれで使いやすいキッチンだとしても
年を重ねた時、筋力が低下し体が不自由になった場合、使いづらくなることもあります。高齢者にとって第一に大切なのは安全性の高い設計である
ということです。高い位置に収納スペースを設置することを避け、開閉に力を必要とする収納スペースは設置を避けた方が良いでしょう。
また、家電の買い替えも考慮すべき点です。
家電は永久に使えるものではないということを念頭に置くことが重要です。
例えば、今持っている冷蔵庫のサイズに合わせて３方向を囲んでしまった場合、後々大型冷蔵庫に買い替えられなくなってしまうこともあります。家電を置くスペースには多少の余裕を持たせておくべきだと言えます。また、家電や家具の配置でキッチンに入る自然光の量も変わることがあるので、光が強すぎないか、弱すぎないか確認するようにしましょう。
他には、複数人で作業することがある場合は、考慮が必要です。
キッチンには一人しか立つことがないという場合は別ですが、複数人が同時に作業しても場所を頻繁に譲り合うことなくスムーズに動けるようにすることが重要です。誰がどの作業をすることが多いのか、使用頻度を確認しておきましょう。