助成金とは

助成金とは、一般的に厚生労働省所管で取扱っている支援金のことを助成金と呼んでいます。
厚生労働省で取扱っている支援金は条件さえ満たせばどんな会社でも貰うことができ、返済する必要はありません。
助成金は、一度支給されればその後返済する必要がありません。しかも助成金はそのまま会社の純利益となります。
仕入れに使っても良し、広告宣伝費に使っても問題ありません。
助成金は返済不要のお金がもらえるだけではなく、そもそも助成金自体が国の施策に沿って作られるものなので、逆に言うと、まだ労務整備が進んでいない中小企業の労務分野を整備しようというのが目的です。

◆助成金を受給するためには？

助成金の多くは行為を行う前に計画の認定を受ける必要があるため、 もし助成金の支給要件に該当する行為をしていたとしても、 すでにそれに着手していたり、完了した後で申請しても助成金はもらえません。
また、助成金を申請するには大量の書類を用意する必要があります。
助成金にもよりますが、 労務に関る書類(社員の賃金台帳・労働者名簿・就業規則・労使協定・労働保険の手続き書類等)以外にも 税務や事業に関わる許認可なども(特に創業時には)必要です。
1 回の申請で数センチもの厚さの資料提出を何回も繰り返す必要があります。

◆助成金の種類

・新規起業・異業種進出の助成金　

個人事業の開始、法人の設立、異業種への進出などを行う際に活用できる助成金です。

・労働者の雇用に伴う助成金

労働者の雇い入れの際に活用できる助成金です。

・労働者の雇用条件・福利厚生など雇用管理に伴う助成金

労働者の雇用条件の改善や福利厚生の充実を行う際に活用できる助成金です。
労働者に快適な職場環境を提供することは会社が行うべき重要な項目の1つです。

・労働者の能力開発・教育訓練の助成金

労働者の能力開発、教育訓練を行う際に活用できる助成金です。
自分の分身とも呼べるべき労働者をより多く輩出するためにも労働者の能力開発等を行わなければなりません。
そのために助成金をフル活用してください。少ない経費で成果をあげるためには助成金の活用が効果抜群です。

・介護事業関係の助成金

介護事業者を対象とした助成金です。 高齢者社会に伴って介護事業のニーズ、役割は年々重要なものとなってきています。
そんな日本社会全体の重要な役割を担っていく介護事業を対象とした助成金が様々あります。

・建設業関係の助成金

建設業を対象とした助成金です。 建設業は現在公共事業の減少など業界自体の景気は決して良いものではなく厳しい状況に置かれています。
また、業種の特殊性や専門性など他業種に比べると企業の負担はかなりのものがあります。
建設業が現在の質・サービスを維持しながらさらに発展していけるように建設業を対象にした助成金が様々あります。

・高齢者に伴う助成金

高齢者に伴う助成金です。
高齢者に関する助成金は数多くあります。
高齢者を雇入れる予定の事業主や、雇入れている事業主は是非この助成金を活用してください。

・ 障害者に伴う助成金

障害者に伴う助成金です。 労働者といっても健常者もいれば、障害者もいます。ここでは障害労働者に的を絞った助成金をご紹介しております。障害者に関する助成金は数多くあります。したがって、障害者を雇入れる予定の事業主や、雇用している事業主は是非この助成金を活用してください。