――身に覚えのない暴行を疑われていたが、徹底した取調対応により不起訴を勝ち取った事例――
〈相談内容〉
依頼者が管理人を務める建物に、悪質なポスティング業者が度々出入りしていました。ある夜、業者がポスティングしていることを防犯カメラで知り、注意すべくポストに向かうも業者が逃げたため追跡。業者は車に乗車し、近付く依頼者に、ドアを開け閉めしたり押すなどして抵抗。それを止めるため腕を掴んだところ、逆に警察を呼ばれてしまいました。

相談時、依頼者は以下のことを訴えていました。
・警察に一方的に犯人扱いされてている
・警察が全くこちらの言い分を聞かない
・自宅に押しかけ、事実関係を認める書面のようなものを書かされる
・職責上の正当防衛なのに犯人扱いしてくる警察の対応に納得が行かない　

〈当事務所の対応〉
本件はこちらが先に手を出されており、正当防衛が成立しうる上に、警察側の対応は不当であると判断。示談交渉ではなく、不起訴処分に持ち込む方針を依頼者に説明し、ご依頼となりました。

〈結果〉
受任後即座に警察に当職が弁護人として専任された旨を通知。依頼者との打ち合わせを重ね、第一回の取調の前に担当警察署に対する抗議文を作成し、警察署へ持ち込みました。当初、警察側は抗議文を受け取りませんでしたが、数時間粘った結果、受取と後日回答を確約。抗議文提出後、警察の対応が変化し担当者も交代。検察官に事案すら送らない不送致という最良の結果となりました。