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祭壇
~祭壇~
祭壇とは、葬儀や告別式で用いられる壇をいいます。祭壇には遺影写真や供物を飾り、故人様を供養します。
■祭壇の種類
葬儀・葬式で用いられる祭壇には、おもに2種類あり、白木祭壇と花祭壇に分けられます。
一昔前は白木祭壇が一般的で、花祭壇を用いるのはごく一部に限られていましたが、現在では、花祭壇が多く用いられるようになってきました。
*白木祭壇
昔から葬儀に用いられてきた伝統的な祭壇をいいます。白木をもちいた荘厳な葬儀を行うことができます。
白木祭壇では、段を組んで最も高いところに輿を飾り、下の段には飾り物を飾ります。昔は輿の中にお棺を安置していましたが、現在は祭壇の前にお棺を安置するのが一般的です。段数は3段・4段・5段があり、幅は120cm・180cm・270cmなど決まった大きさがあります。
かつては、葬儀で用いた祭壇は葬儀後に燃やしていましたが、現在ではレンタルが主流となっています。着火しやすく、燃えやすい白木を用いるのは、その名残であると考えられます。
*花祭壇
花祭壇は、白木ではなく、花で飾られた祭壇をいいます。かつては、葬儀に用いられる花は仏教の花である「菊」に限られていましたが、最近はどのような花を用いるのかを選びます。白木祭壇のように決まった段数や大きさはなく、自由な祭壇をつくることができます。
また、故人様が好きだった花をあしらい、好みの色でまとめるなどのオリジナリティあふれた葬儀を行うことができるため、最近増加傾向にある祭壇です。
*花祭壇で用いる花の種類
菊の花を基本として、百合や蘭の花を使用することもあり、カーネーションやバラは人気の高い花となっています。
色を指定して、ピンク色を用いたもの、男性ならブルーを用いた祭壇など、種類をしてせずに祭壇を作ることもできます。こだわりのある方は、プロのフラワーデザイナーに依頼してもらうこともあるようです。ただし、入手困難な花は費用が割高になりやすく、季節によっては飾ることができない花もあることに注意が必要です。
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