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嫡出子と非嫡出子について
●嫡出子
嫡出子とは、法律上の婚姻関係にある男女の間に生まれた子どものことをいいます。
●非嫡出子
非嫡出子とは、法律上の婚姻関係がない男女の間に生まれた子どものことをいいます。
嫡出でない子(非嫡出子)は、その父または母が認知することができます(民法779条)。
●認知子
認知子とは、嫡出子ではないが、法律的に父親から父子関係を認知されている子どものことを指します。
内縁関係の夫婦の子どもで、認知を受けていない場合は、法律上の父子関係が認められず、相続権などが得られない場合があります。
母子関係の証明は、懐胎(妊娠)・分娩課程という事実によって、必然的且つ客観的に親子関係が確定されます。
●認知されていない非嫡出子
認知されていない非嫡出子とは、結婚をしていない男女の間で生まれ、父親から認知をされていない子供の事です。
父親と子供は血のつながりがあるため本来は親子なのですが、法律的には婚姻外に出来た子供は認知がされていなければ親子関係があるとはみなされず、相続などの際には相続人となる事が認められません。
●準正
出生時に非嫡出であっても、その後父母が婚姻すると準正により嫡出子の身分を取得します。
準正とは、非嫡出子が嫡出子の身分を取得することをいい、以下の2つの方法があります(民法789条)。
・父が認知した子供は、その父母の婚姻によって嫡出子の身分を取得する。
・婚姻中、父母が認知した子供は、その認知の時(さかのぼって婚姻の時と解釈されている)から、嫡出子の身分を取得する。
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