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国際離婚の厳しさとは
近年、国際結婚をするご夫婦が増加しており、日本においても東京を中心にその広がりを見せています。また、それに比例して国際離婚をする件数も増加傾向にあります。
お互いが和解している場合は、まだ良いのですが、協議による離婚が難しい場合では、国際離婚時に発生する法律的な問題や手続は、日本人同士の離婚とは比べものにならないほど面倒であり、そして膨大な時間を要することになります。
ハーグ条約に見る、国際離婚問題
国際離婚において、もっとも厄介な問題が、離婚後の子供の親権などについてです。これについては深刻な問題であり、2014年になって日本がやっと「ハーグ条約」に加盟したことからもその問題解決への難しさがわかります。
ハーグ条約とは、１９８０年に７４カ国にて締結された国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約で、国家間の不法な児童連れ去りを防止することを目的としており、これまで日本は各主要国から要請を受けていたにも関わらず、ひたすら加盟を拒み続けていました。
こう言った背景からも、国際離婚をする際には一般的な法律のみならず国際的な条約等に関する知識まで要求されるということを念頭においたうえで、慎重な判断が求められるということをよく知っておかなければなりません。
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