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自筆証書遺言保管制度が令和2年7月10日より開始されております。この制度は民法第968条の自筆証書遺言の制度を進化させたものであり、これからの利用者が増加することが見込まれる制度です。
従来の民法第968条の自筆証書遺言の制度では得られない大きなメリットがあります。

1,従来の制度では遺言書の有効性に疑問が残る
これについては、法務局で形式的審査を行いますので、遺言書の形式についての不安が取り除かれます。
2,従来の制度では死後に遺言書が本当に執行されるかどうか、遺言者は不安が残る
これについては遺言者が死亡の際、被通知者である遺言執行者などに通知が行くので確実に遺言が執行されます。
3,遺言書の滅失の恐れがない
遺言書は法務局に現物とそのデータが保管されますので滅失の恐れがありません。
4,検認の手続きが不要
遺言者の死後、遺言の執行手続きの中で最も手間のかかる家庭裁判所での検認手続きが不要ですのですぐに遺言の執行の手続きに入ることができます。
5,証人2名の必要がない
従来のよく使われる公正証書遺言では証人が2名必要でしたが、本制度では証人を立てる必要がありません。

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平成6年の事務所開設より25年以上。大阪府内を中心に、地域密着型で活動している司法書士事務所です。長きに渡って、多くの方々のご相談をお聞きし、豊富な経験と豊かな実績を築いています。

事務所は極めてアットホーム。相談のしやすさにも定評がございます。中には、「弁護士への相談は気おくれする」「始めから大ごとにしたくない」ということで司法書士への相談を選ばれる方もいらっしゃるようです。当事務所では、しっかりと問題点を精査した上で、必要に応じて適切な資格者にご紹介するなど、柔軟な支援を展開するよう、努めております。それを可能にするネットワークもございます。

特に相続は、発生した段階で、一度は司法書士へとご相談いただくことをお勧めいたします。「遺産に何が含まれているのか」「相続人に誰がいるのか」「借金等の負債を抱えていないか」「トラブルの芽や火種となりうる事情はないか」など、まずは情報を整理することが重要だからです。当事務所がお力となります。

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福岡雄史

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