ネットによる風評被害に対する対処法

ネット風評被害が、企業や店舗に及ぼす経済的影響は非常に大きく、もはやネット上の単なるいたずら書きでは済まされなくなってきました。では、会社を風評被害から守るには、どのような対処をすれば良いのでしょうか。

◆ネット風評被害の対処手順◆

①早期発見が被害を最小限に食い止める

ネット風評の怖いところは、非常に短期間で悪評があっという間に広まってしまう事です。掲示板等への誹謗中傷の書き込みは企業自体が発見するよりも、ユーザーや関連する企業、直接関わる消費者からによる通報、または売上の過度の減少などによって発覚する場合のほうが多いのが現状です。
そこで、企業においてネットにおける評判や評価などを常時監視する人員を割いている会社も多くなっています。こうする事で、被害を最小限に食い止める足がかりとなります。まずはユーザーよりも先に気がつく事が大切です。

②管理者に削除依頼

万が一誹謗中傷などの書き込みが発覚した場合は、その内容を確認し、その掲示板などを管理する管理者へ連絡し削除依頼を行ないます。また、のちのちのことを考え、その画面自体を保存するとともに、プリントアウトして保管しておきましょう。

③プロバイダへ削除依頼

管理者がそれでも削除しない場合は、さらにその大元であるプロバイダに削除の要請をします。その際に、削除依頼するURL、違反内容（具体的な書き込みの内容を記載）、削除理由を記載し、メールなどで送信しましょう。

こうした細かい作業を繰り返し行なう事で、ネット風評から企業を守ることができるのです。