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相続税対策で生命保険を有効活用しましょう
◆生命保険を活用することのメリット◆
相続税対策というと、必ず生命保険の話が出てきやすいのですが、そもそもなぜ生命保険が相続税と関係してくるのでしょうか。
例えば、父親に２０００万円の生命保険金が出るものに加入してもらい、受取人を息子に指定したとします。もしも父親が死亡した場合、２０００万円の生命保険金すべてが課税対象になるのではなく、
500万円×法定相続人の数＝非課税限度額
この金額が控除されます。つまり、子供と母親の２人なら１０００万円は非課税になるのです。なお、相続人以外の人が取得した死亡保険金や、相続自体を放棄してしまった場合には非課税の適用はありませんので注意が必要です。
◆納税資金の準備として◆
相続税は現金一括納付が基本となっているため、相続税が発生する方は、事前にこの納税資金を現金で準備しておかなければなりません。生命保険の死亡保険金を活用すれば、まとまった現金を相続時に準備することができるため、納税資金対策としてはとても有効な手段になります。
また、自宅や投資用不動産、土地などを所有している場合は遺産分割協議が難航する可能性が高いため、生命保険を活用することで事前に相続時の争いごとを防止することができます。
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