日本の在留資格は、わかりづらく厳しいことで有名です。
基本的に移民を受け入れていない日本では、これまでは日本で働くことを目的として学歴なく来日し、中長期で滞在することを敬遠してきました。単純労働とされる業務に、外国人の方々を就労させることを避けていたためです。実質的には学歴なく業種を問わず働くことのできる唯一の資格であった技能実習資格も、名目上は研修ということで極端に安い賃金での就労現場が数多く実在するなど、実態との差が指摘され続けてきました。

数年前に特定技能(1号、2号)として、学歴は無くとも簡易な日本語と目的の仕事に関する試験をクリアすれば、期間限定ではあっても日本で日本人同等の条件で働くことのできる資格が出来ました。現在は14業種での就労が認められていますが、これは今後増える可能性もあります。

現在は例えば介護系だと、在留資格「介護」のほかに、特定技能「介護」、「EPA介護」の3つの資格において日本に在留して介護職として働くことができます。どれを選ぶか、選ばざるを得ないかは、各々のご経歴や来日前後のコンディション等が関わってきます。

各々の資格に変更するにあたって必要な書類は全て異なり、雇用先(雇用予定先)様にご準備頂かなければならない書類も多いため、在日外国人の方が自分で手続きを行うのは、とても無理です。

まずどの資格で何の仕事をするのが、最も自分の将来にとって有益なのか、そのためにはどんな書類とどんな手続きをしなければならないのかを、お会いしてじっくりとお話を伺ったうえでアドヴァイスさせて頂きます。雇用予定先様からのご相談も歓迎です。どうぞお気軽にご相談ください。