不動産は相続財産の半分近くを占めるといわれるほど重大な財産です。相続した場合、名義変更(相続登記)の明確な期限もなく、また義務もありません。それゆえ固定資産税さえ払っていれば、故人名義のままでも問題はないと思われている方もいらっしゃいますが、後々トラブルが生じる可能性もあります。

◆放置すると起こりうるトラブル◆
①不動産を売ったり担保を付けられない
たとえ相続していても、法的には不動産に対する権利がない状態であるため、相続登記が必要です。

②放置期間が長いほど手間と時間も増大
不動産の名義変更(相続登記)に伴って、様々な書類の収集や作成作業が発生します。
特に戸籍の収集については、相続人全員の戸籍と、亡くなった方の出生から死亡までのすべての戸籍が必要で、どの戸籍が必要かを把握するだけでも知識がないと大変な作業です。しかも放置期間が長ければ長いほど相続人が増える可能性もあり、さらなる労力がかかります。

③第三者が先に登記してしまう
相続内容に納得のいかない家族や関係者がいる場合、その方が先に登記してしまえば不動産の所有権はその方のものとなり、あなたの権利は認められません。

当事務所はご依頼者様のお話をじっくりと聞くことで、トラブルの可能性を見極め、事前に解決・予防いたします。弁護士や税理士ともつながりがあるため、相続紛争や相続税に関するトラブルも安心してご相談ください。