eーTaxを利用した電子申告のメリットとデメリット

税務申告をオンライン上で行なう電子申告ですが、比較的メリットばかり取り上げられるeーTaxですが、デメリットも踏まえて考えてみましょう。

■eーTaxを利用する具体的なメリット

◎申告が２４時間いつでも自宅のパソコンから送信して行なえる便利さ。
◎税務署まで行く必要がない。
◎源泉徴収票など一部の添付書類の提出を免除される（保管は必要）
◎申告から還付までが早くなる。
◎最初の１回目だけ５０００円税金が安くなる

■eーTaxを利用する具体的なデメリット

◎事前に利用出来る環境を整える必要がある。

・最低限のスペック（Windows環境XP以上 Internet Explorer 8）（Mac OS 10.6）が登載されたパソコン
・電子証明書の取得（住民票のある市役所等の窓口で、住民基本台帳カードを取得し、「電子証明書発行申請書」を提出して電子証明書（公的個人認証サービスに基づく電子証明書）の発行を受ける必要があります。なお発行に一定の手数料がかかります。）
・ICカードリーダーの購入と、ドライバーのインストールが必要。

◎申告はオンラインで出来るが、領収書の精査等の基本的な業務はどちらにしてもやらなければならない。

このようにeーTaxの最大のデメリットは、利用するための準備に多くの手間と費用がかかる事です。
これらの手間を考えて、電子申告に対応している税理士に依頼するのも良いのではないでしょうか。