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安全な商品の発送方法

購入者が詐欺師の場合、商品を発送したのに代金が入ってこない・・なんてことが考えられます。
商品の引渡しについては、代金の支払いよりも詐欺に遭う可能性は低いですが、ないわけではありません。オークションが代金先払いで行われているのもそれが理由でしょう。
 
オークション以外での、トレード(交換)で行う場合には、商品の発送に気をつけなければなりません。トレードは基本的に同時発送で行われます。詐欺師は商品をこちらだけに送らせて、自分は代金を支払わないで、しらばっくれるというケースもあります。
そんなこともありますので詐欺対策に備えて、商品の発送にも十分注意してください。

ネット詐欺にあわないための安全な商品の発送方法


■手渡し

実際に会って商品と代金を交換します。実際に近くで会える人でしたら、この方法が一番安全でしょう。まず代金を受け取れないという心配はありませんし、商品が途中でなくなるということもないでしょう。確実に決済することができるでしょう。

NETで知り合っただけの知らない人に会うわけですから、相手の顔が分からないなどの多少のリスクはあるでしょう。メールや電話のやり取りで、相手の性格などはある程度把握できると思います。まず、相手が詐欺師である確立は低くなります。詐欺師がわざわざ手渡しの交渉に応じたりはしないでしょうから。

そして交渉相手も同じく、NETで知り合っただけの知らない人と思っているでしょうから、断られる事もあるでしょう。あくまで自己責任でうまく交渉しましょう。

■郵便為替

郵便為替とは郵便局で売っている証券のことで、郵便局で買うと50円〜100円くらいの手数料が必要になります。また、郵便小為替というのもあり、金額が大きいときは郵便為替を利用し、金額が小さいときは郵便小為替を利用します。
 
郵便為替(郵便小為替)を買ったら相手に送ります。相手がその郵便為替(郵便小為替)を持って郵便局へいけば現金に変えてくれます。このとき印鑑が必要になります。

郵便為替(郵便小為替)は記名欄があり、ここに受取人の名前等を書くとその記載者だけしか受け取ることができません。その場合には、受取人が身分証明書を郵便局に提示しなければ受け取ることができません。また、郵便為替(郵便小為替)の再利用(受け取った人が、他の物の代金の支払いに回す。)ができなくなります。(無記名で発送するのが一般的です。)

詐欺師の場合、このまま普通郵便で送ってしまうと「届いていません」と言われるとそれまでです。しかも、途中の郵便事故にも対応できません。効果を高めるために書留にして、なおかつ配達証明を付けます。こうすれば、受け取るときに相手の印鑑かサインが必要になりますから 「届いていません」 とは言えないでしょう。 そして、郵便事故の場合は最高500万円まで、郵便局に損害賠償を請求することができます。(損害賠償額の最高が8000円という簡易書留という制度もあります。)

さらに効果を出すために、相手に届いているということを証明するために配達証明を付けます。別途300円かかりますが、高価な取引の場合は付ける価値はあるでしょう。 配達証明を付けると、相手が確かに受け取っていることを証明する葉書が届きます。
それがあれば「届いていません」とは言えないでしょう。 架空住所という可能性も低く、費用はかかりますが詐欺防止の策としては効果が高いといえるでしょう。


■エスクローサービス

代金の回収確率だけ考えれば良い方法ですが、利用者が少ない上、使いづらいなどの難点があります。まだ最善の方法とはいえないでしょう。

■宅急便・郵便小包

問題が起きたときに、こちらが発送したという証拠を残しておきましょう。どちらにせよ発送したときに控えをもらえますので、それを残しておいてください。

相手が受け取るときも、印鑑かサインが必要になりますので 「届いていません」とは言えないでしょう。また、相手の住所も分かるので、情報が残ります。

詐欺師が貸机屋を利用していれば危険でしょう。
争いになったら、証拠を提示できるほうが有利です。控えなどは捨てずに残しておきましょう。

■書留・配達証明付

カードのような小さいものは、書留に配達証明を付けて送るだけで、十分に効果が高まります。 これも、宅急便や郵便小包と同様に発送記録と相手が受け取った証拠が残ります。

■普通郵便

まさかいないとは思いますが、普通郵便での商品の発送方法は極めて危険です。この方法は避けてください。十分に相手を知っているようでしたら構わないでしょうが、証拠が何も残りません。


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